パフォーマンス&インスタレーション

音・映像・身体で紡ぐ、2日間限りのミュージックシアター

音と映像により構成される約45分のパフォーマンス公演は、かつて中川運河の水流の出発点であった松重閘門を舞台に行われます。我々は、今はコンクリートで固く閉ざされてしまった松重閘門の閘室内に舞台を立ち上げ、周辺環境の景観や音響まで舞台要素として取り込みつつ、この場所にかつて確かにあった歴史と記憶、そして今は沈黙したかに見える運河の水の下に存在する無数の命、この場所にあるエネルギーの存在を、音響と松重閘門への映像投射によって浮かび上がらせます。

<公演日時>

2016年11月19日(土)、20日(日)

・インスタレーション展示:終日

・パフォーマンス公演:両日開場17:15 開演18:00〜(約30分)

入場無料


【航跡図より19日の公演に際するお知らせ】

明日のパフォーマンス公演は雨上がりを待っての開演とさせていただきます。

18:30までに小雨にならない場合は中止とさせていただきますのでご了承ください。


航跡図実行委員会

■パフォーマンス

かつて堀川と中川運河を結び、多くの舟の往来を助けていた松重閘門。現在は埋め⽴てられているこの松重閘門の閘室内に舞台をたち上げ、映像とサウンドパフォーマンスによる舞台公演を開催します。公演のキーワードは「航跡を描く」。ここに生まれ、ここから出でてゆく子どもたちが、いつか多くの仲間を連れて再びここに戻ってきてくれるように…祈りを込めて描く公演は、中川運河に灯りを乗せて浮かぶ170艘の「艀(はしけ)」の姿を借景として行われます。港に舳先を向けて並ぶ「艀」の大群は、舞台上のパフォーマンスとひと繋がりになって、中川運河と松重閘門が再び⽔によって連続したかのように感じさせることでしょう。

■インスタレーション

かつて積荷を載せ、中川運河〜名古屋港間を盛んに往来した小舟「艀(はしけ)」をモティーフに、白いプラスチックダンボールを使って製作した170艘の小舟から成る巨大なインスタレーションを運河上に展開します。舳先を名古屋港に向けて連結された小舟には、地域の小学生によって思い思いの色の線が描かれ、夜には内部に収められたLEDライトの灯りが、運河上に光の線を映し出します。

*野外展示のため天候などの影響により展示時間の変動が予想されます、あらかじめご了承ください。

*注意:中川運河は水運用に水面と陸地の距離が近く作られている上、業務用借地のため柵などのない箇所が多くあります、作品鑑賞の際は十分に注意し、水辺の空き地などに事業主の許可なく立ち入ることのないようご協力をお願いします。

<会場>

松重閘門(名古屋市指定有形文化財)/中川運河水面(松重閘門〜西日置橋)

受付:松重閘門公園南側入口(「山王温泉 喜多の湯」さま側)


※公演中の安全確保のため、観覧ご希望の方は、必ず受付を通ってご入場下さい。

※公園内の収容人数が限度に達した場合、入場制限をさせて頂く場合がございます。予めご了承下さい。


<アクセス>

名鉄名古屋本線山王駅から約550m、徒歩6分

山王駅から徒歩5分

名古屋市バス 水主町バス停から徒歩7分


*会場にはご利用頂ける駐車場はございません。

観覧ご希望の方は公共交通機関でお越し下さい。